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いろんな色

こんにちは 建築部の中渡瀬です。
最近朝晩が少し涼しくなって過ごしやすくなってきましたね、
季節の変わり目体調管理には気をつけていきましょう。

先日プリーツスクリーンのカタログで生地を選定していました、
(プリーツスクリーンとは、窓に付ける製品でカーテンやロールスクリーンの代わりになるものです。プリーツ加工がされており、和紙調の生地を使うと、光を柔らかく映し出し上品で落ち付いた雰囲気をもつので、和室の窓によく使います)

カタログには、それぞれの生地に品番がついているのですが、品番とあわせて色の名前が書いてあります。そのなかに「ツルバミ」という名前があり見たことも聞いたこともなかったので調べてみました。

すると、「つるばみ」とは漢字で「橡」と書き、
クヌギ、またはその実のどんぐりの古名ということでした。
また、黒橡(くろつるばみ)という日本の伝統色があり、橡の実やかさ(どんぐりの帽子)を煮た汁で染めた色のことでした。
この流れで日本の伝統色にはどんな色があるのかも少し調べてみました、
種類は1000以上あるそうで、黒橡と同様、植物や動物、自然現象から取られた名前も多く見慣れないものがたくさんありました。
少しご紹介しますと、例えば
海松色(みるいろ) - 海松(みる)という海藻の色
女郎花(おみなえし) - 女郎花という花の色
御納戸色(おなんどいろ) - 緑みの暗い青色 由来は諸説あるみたいです
生壁色(なまかべいろ) - 塗りたての乾いていない土壁のような灰色みの黄褐色

と、私には初耳のものばかりで、自分の無知さを実感しましたが、
昔の人たちの美意識や文化に触れることができ面白かったです。
色彩も味わい深く、微妙な色合いが美しい色が多かったです。

興味のある方は
https://nipponcolors.com/#syojyohi

あと、東京スカイツリーのロゴも日本の伝統色を使っているそうです。

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