03. 空間の力 求めたいのは、「心からリラックスできる」空間 大きい家、小さい家、縦長の家、丸い家、変形した家。どれも堂々とその存在をアピールしています。 いろいろな条件、敷地や予算などあげればきりがありませんが、大切なことはただ一つかもしれません。 それは、 「その家が癒しの空間であるかどうか」 人それぞれ、感じ方や暮らし勝手は違いますが、自分の好きな場所や、落ち着く場所は求めているものなのです。 狭いトイレが落ち着くという人もいます。お風呂に入りながら坪庭を眺め、心や体の疲れを癒す人もいます。 一番安心できる家だからこそ自分の居場所は大切なのです。 その上で必要とされる空間、心地いい場所を作るにはさまざまな仕掛けは欠かせません。 偶然ではなく、必然としてその空間の大切さを形にしていく。その上で次のことを設計に生かしていきます。 高さの制御 広々と見せる手法 視線をコントロールする 空間に奥行きをもたせる窓 遮る壁、抜ける視線 視線とプライバシー これらは当たり前のことかもしれませんが、実際に形にすることは実はとても難しい。 けれど、癒しの空間を求めるならば、誰もがじっくりと考えるべき事です。 時を経ても、その空間はいつまでも息づいています。 建物も家族も味の出る暮らしを一緒に考えましょう。 ◀︎02.窓の役割 ▲ここちよさの6つの要 04.居心地のいい場所▶︎